【AirPods Pro】iOS14の空間オーディオ機能まとめ世界が変わる！！が・・・注意すべき点も

2020 10/18

2020.10.17 2020.10.18

iOS14から空間オーディオ機能搭載

iOS14からAirPods Proにすごい機能が追加された。それが

空間オーディオ

だ。これまでのステレオだと

のように左右のイヤホンから音が出てくることで臨場感を楽しめる。だが空間オーディオはそれを遥かに超えて

このように空間全体から音が聞こえるようになる。例えるなら映画館だろう。映画館は正面のスピーカーだけでなく横のスピーカーからも音が出て臨場感をさらに高めてくれる。それと同じ感覚が「イヤホン」で楽しめるというわけ。この機能をアップデートで作れちゃうの凄すぎる・・・

設定は簡単。

AirPods Proを耳につけた状態で「設定」アプリの「Bluetooth」をタップ。

自分のAirPods Proの右側にある「i」のマークをタップ

するとAirPods Proの設定画面が現れるはすだ。これの下のほうにある「空間オーディオ」という項目をONにすれば完了。

注意としては空間オーディオは対応するコンテンツが限られている（後述しているが基本的にApple TVしか対応していない）ので音楽ストリーミングやYouTubeのような動画を視聴する際には適用されない。最後に詳しく説明しているのでそちらを参照いただきたい。

では使ってみた感想にいこう！！

これはすごい・・・何だこれは・・・

購入初日レビューでもお伝えしたが、

対応コンテンツは少ない&今のところApple TVのみ・・・

ただし、これだけは最大の注意をしておきたい。

今この空間オーディオに対応しているのは

Apple TV or TV+ で再生できる映画かつApple TVアプリ上で再生できる映画のみ

だ。あるYouTubeの情報を参考にすると、昔iTunesで購入した映画で、Dolby Atmosに対応していないものでも、純正Apple TVアプリ経由で見れば空間オーディオが楽しめたようだ。

なので、必ずしもDolby Atmosに対応していなくても空間オーディオは楽しめるというわけ。

ただ、絶対条件として、Apple TVアプリから見ることが必要だ。つまりNetflixやHuluなどサードパーティの動画配信サービスでは空間オーディオで映画などを楽しめない。

これはAppleの戦略として、Apple TV上でコンテンツの購入を促したり、Apple TV+のサブスクリプション登録数を増やす狙いがあるからだと思われる。

つまりサードパーティにこの空間オーディオ機能が解放されるのはかなり先のことになるだろうということだ。

まあ、正直なところNetflixとかAmazonPrimeとか他の動画配信サービス会社の方が価格も良心的だし、コンテンツも充実している。そっちに機能を解放したら、ますますAppleTVを使う人が減ってしまうもんなあ。

ただ、これは大変残念なお知らせであると同時に、Apple TVの今後に期待せざるを得ない状況でもある。

空間オーディオという素晴らしい機能を実装したのだから、これを最大限発揮できるようなコンテンツをどんどん作ったり、楽しるラインナップを提供して欲しいところだ。

個人的にApple TV+はサブスクなのに強みがまるでないと思っている。サブスクなんだったらそのサブスクの範囲で追加購入せずに見られる「有名な映画」なりを入れて欲しい。オリジナルコンテンツだけで月に600円も払うのは難しい。だってNetflixはいろんな映画やドラマが見放題で月800円から1800円なんだもの。

Amazon Primeに限ってはAmazon上の買い物特典と動画配信を合わせて、年5000円ほど。これは勝てない・・・

というわけで最後は少し愚痴になってしまったが、空間オーディオの未来は明るいと思うし、Apple Oneというサブスクのバンドルが提供され始めたらたくさん使っていきたいと思っている。秋登場予定なので、実装されたらApple TV+を使い倒すつもりだ。

その辺りの感想も随時報告していくつもりなのでお楽しみに。