初めての連載シリーズ。ちょっとした遊び心を入れてみました。
iCloudはApple初心者さんにとっては難しい。でもApple製品を使う時には避けて通れない。そんなiCloudをわかりやすく解説します。
また、「iCloudは”全部使わなくても大丈夫”」ということも理解していただけるように記事を作っていきます。
では、スタート!!
iCloudってどんな機能?
リンゴのなる木にやってきた「青いリンゴ」さん。
Apple製品はiPhone 11を持っていて、それ以外は持っていない。iPhoneを購入してApple IDを作成。SNSやゲームに使っているけど、Appleが提供しているサービスについてはほとんど知らないよう。
今回はiCloudについて知りたいようだ。なぜかというと・・・
iCloudってなんなんですか?
とりあえずオンにしてるけどいつも「容量が足りない」っていう
通知が来てうんざりしてるんです・・・
iPhoneのストレージはたくさんあるのに!!
ああ、多くの人がなる「あれ」だ。これはiCloudについて知らないとなぜなのか理解できない。今回はそこから話すことにしよう。
はじめまして、青いリンゴさん。Apple初心者様ですね。リンゴのなる木に来てくれてありがとうございます。
実はその通知、iCloudについて少し理解するとなぜなのかわかるのです。ちょっとお話聞いて行きませんか?
あ、どうも。管理人さんですよね?
ぜひお話伺いたいです。iCloudについて少し気になっていたところなので!!
ありがとうございます!!早速まずはiCloudについてお話しますね。
というわけでここからはiCloudについて説明していく。まずiCloudというのは
だ。クラウドサービスとは簡単に言えば、「自分ではなく会社(AppleやGoogleなど)が持っているストレージを借りてデータを保存し、必要な時にインターネットを通じてダウンロードできるようにするサービス」のこと。(正確にはこの説明はクラウドストレージのこと。それらをオンライン上で駆使し、提供するサービス全般のことをクラウドサービスと言います。)
Googleが提供しているGoogle DriveやMicrosoftが提供しているOne Driveなども同じクラウドサービスにあたる。
つまり私たちが持っているデバイスにデータを保存するのではなく、私たちには見えないところにある場所にデータを保存するのだ。必要になった時にはそこからインターネットを通じてデータをダウンロードする。
このイメージを持てば「オンラインで完結」や「クラウドを使って〇〇」のような言葉も理解できるだろう。つまりオンライン上でそのようなクラウドデータをやり取りすることで色々な機能を実装できるというわけ。
Appleが提供しているiCloudももちろんその一種。データを保存しておくだけではなく、この後説明するが、異なるデバイス間での同期機能などがiCloudを使うことによってできるようになる。
ひとまずiCloudとはなんなのかが少しでも理解できただろうか。この後の具体例を見るとよりイメージが湧いてくると思う。
なるほど。Appleはデータを保存しておく場所を作っているんだ。
そしてそのデータを駆使して色々なサービスを提供するのがiCloudというわけですね。
素晴らしい!!その通りです。クラウドサービスのイメージが湧いたでしょうか。
ちなみにAppleは私たちが保存したデータを見ることはできません!!個人情報などが抜き取られる心配はありませんのでご安心を。
では次はiCloudを使うと何ができるのかを説明しますね。
そうなんですね。安心しました!!
はい!お願いします!
iCloudを使うとどんなことができる?
iCloudについてわかったところで、次にiCloudでできることを簡単に挙げてみる。
- Apple純正アプリ間でのデータの同期
- iPhone、iPadのバックアップ作成
- iCloud写真の使用
- iCloudドライブの使用
- 2ファクタ認証
などなど。何が何やらさっぱりな人も大丈夫。今後全て解説していくので心配しないで欲しい。
ひとまず、iCloudは先ほど示したように「クラウドサービス」なので基本的には「自動同期」が簡単にできると思ってくれれば良い。「自動同期」というのは別のデバイスで変更・更新をした時にそれを自動で反映してくれるということ。
例えばあなたが紙のノートを使ってメモを取っていたとしよう。ある日、あなたはノートを家に忘れてしまい、別のノートを購入してそこに書き込んだとする。忘れてしまったんだからしょうがない。
でも本当は一冊がいいから、後でずっと使っているノートにもう一度書きこまなくてはならない。面倒だ。
でももしノートにiCloudのような自動同期機能があったら別のノートで書いた内容が即座に忘れたノートにも反映される。
現実にはあり得ないがようはこういうことができてしまう。「iPhoneでやっていた作業をMacでそのまま継続できる」というのはそういう意味なのだ。
写真の自動同期はわかりやすい。iPhoneで撮った写真をすぐにMacで確認したり、編集したりできる。編集した写真はiPhone側にも反映され、iPhoneでも確認できる。なかなかいい機能に見えてきただろうか?
もう一つある機能としては「バックアップ」だ。iCloudでバックアップを取ることができる。
もしあなたのデバイスが突然の故障に見舞われたら、iPhoneのデータは全て消えてしまう。そんな状況になってもバックアップがあれば元どおり。新しいiPhoneにしても壊れる前の状態にできてしまう。要するに保険である。
というわけで、iCloudの機能は基本的には「自動同期」と「バックアップ」だ。これだけおさえればまずはOK!!
Apple IDを作ると5GBのストレージが無料でもらえる
iCloudを使うと自動同期が可能なんですね!!
あとはバックアップ。いざという時の備えは大事ですものね・・・
でもあっしゅさん。クラウドサービスということはAppleの持っているストレージをもらうということですよね?買ったりしなくてはいけないのですか?
いい質問です!!
実はAppleはApple IDを作ってくれた人全員に5GBを無料で配っているのです。ですから誰でも最初から5GB分はiCloudの機能を使うことができるんですよ!!
Appleすごい・・・太っ腹ですね!!!
青いリンゴさんの言う通り、Appleは太っ腹なのかもしれない。だが、この「無料の容量が5GB」であることは初心者さんのiCloud事情をより難しくしてしまう。
iCloudってめっちゃいい!!・・・の?
あれ、iCloudってすごい良さそうに見えていたんですけど何か落とし穴があるんですね。
うう。なんか意味深な感じで怖いです・・・
5GBには何か魔物が住んでいるのでしょうか泣
恐れることはありませんよ!!
ただ、実は容量が5GBであるが故に、青いリンゴさんが悩まされている
「容量が足りない」
現象が起こってしまうのです。これがiCloudを使う上での最大の壁なのですが、一緒に学べば大丈夫!!iCloudマスターになりましょう!!
なるほど。。。ちょっと不安ですががんばります!!
次回もよろしくお願いします!!
青いリンゴさんのいう通り、iCloudという機能自体は非常に便利だ。多くの人はiPhoneで写真を撮るだろうし、バックアップも取りたいと思うだろう。
だが、5GBというストレージではその便利な機能を「全て」使えないことを知ることこそが肝心だ。次回はこの辺りについて詳しく学んでいこう。
次回予告
”iCloudについては分かったが、多くの人にとって果たして必要なのだろうか”、とiCloudについて知ると思えてくる。僕はApple製品をたくさん使っているのでその素晴らしさを享受できているが果たして万人にとってはどうか・・・
皆さんに知ってもらいたいのは「無料で5GBもらえるけど、その5GBでできることは意外と限られている・・・」という事実。
次回は多くの人が本当にiCloudを使うべきなのかについてを考えて、皆さんそれぞれがiCloudを使うべきかどうか判断できるようになるのが目標だ。
あっしゅ(Ash)さんは果たしてうまく説明できるのだろうか。こうご期待笑
次のお話はこちら。
まとめ〜iCloudをもっと身近に、わかりやすく〜
このシリーズを始めるにあたってやはり
iCloudってわかりづらいし、「よくわからないけど使っている」という人が多い
と思ったことがきっかけ。iPhoneだけを使っている人にとっては必要なのだろうか、とか実は設定を少し変えれば有効に使えるようになるかも、とか考えているうちに僕自身の中で考えが浮かんできた。
それを説明するべく、シリーズとして連載していきたいと思う。今回は初歩だったが、どんどん実践的にしていく予定なので楽しみにお待ちいただきたい。
では、快適なAppleライフを!!
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