【Mac】AppleシリコンMacの情報まとめ レビューをまとめてわかった買うべきMacBookとは?

目次

とりあえず買うべき人と買うべきでない人

最初に聞いておきたいことがある。それは

AppleシリコンMacを買う理由がありますか?

ということだ。こんな事をなぜ言うかというと、僕は皆さんに一旦冷静になってほしいから。

確かにベンチマークや処理性能、色々な情報を聞くと「すごいMac」という印象がついてしまう。これは僕も同じで、このMacは「破格」であり歴史的な転換が行われたことは確か。これまでのコスパが悪いという意見を一蹴できる、そんな素晴らしいノートパソコンが生まれたと思う。

ただ、ちょっと待ってほしい。あなたが今なぜAppleシリコンMacが欲しいのかを自分に問うて欲しいのだ。

新しいから。スペックがすごいから。みんな良いと言っているから。

こう思っている人は一旦手を止めるべきだ。もちろんまだMacを持っていない人は購入を検討しても良いと思う。というかぜひAppleシリコンMacでMacデビューをしてほしい。素晴らしい体験ができるだろう。

ただ、あなたがもしMacを持っているなら「それを手放す理由があるのか」を問うて欲しいのだ。

なぜなら変わったのはスペックだけで、できることは「あなたの中にある」からだ。

僕の持論として、「あくまでApple製品は武器である」というものがある。Apple製品は持っていればあなたのスペックを上げてくれるわけではない。Apple製品を使い、いろんなことを考え、実践し、身につけることで初めてあなたが成長できるのだ。

その成長のためのMacは今持っているものだと足りないのか、これを考えていただきたい。

例えば僕は「AppleシリコンMacでしかできないこと」はおそらくない。確かにAppleシリコンMacにすればスペックは上がって快適だろうが、今のMacでサクサク動作する。今のままのMacで十分自分がやりたいことができてしまうのだ。

もしかなり古いMacを使っていて、新しく動画編集を始めたかったり、重い作業が今のままだと辛い、といった理由があるのなら買いでいいだろう。

というわけで一旦落ち着いたと思うので、様々なレビューをまとめ、どのMacが買いなのかを検討していこう。

ひとまず結論。現状のAppleシリコンMacならこれかな

現時点で買うべきなMacBookは

M1搭載 MacBook Air 上位機種(8コアCPU,8コアGPU)
メモリ 16GB ストレージ 512GB (1TB)

これだろう。これなら多くの人が満足できると思われる。

価格は149,800円(税別)だ。これを買っておけばとりあえず数年は困ることはないだろう。

ただ前提として

  • 軽い作業に加えて、これから数年の間に重い作業(動画編集や画像編集)をやるかもしれない
  • 愛用しているアプリがM1に対応していそう
  • 新しく買う人 or 自分の持っているものよりもハイスペックなものを期待する人

が当てはまるので気をつけて欲しい。軽い作業をするだけならAirの下位機種で十分だろうし、動画編集を本気でやるならProの方が無難かもしれない。ただ、僕が示したこのAirなら大抵のことはストレスなくできると思う。そういう意味で「買うべき」と称しているのでそこは誤解のないように。

ちなみにApple信者1億人創出計画さんと同じ結論に至っている。ぜひそちらも参考にしていただきたい。

【最新比較】今、買うべきMacBookはどれ?おすすめカスタマイズはこれ一択!

では情報を色々と見て、どうしてこの結論に至ったのかを見ていきたいと思う。

単純な比較 ProとAirは性能差が小さい

以前比較記事を出したのだが

ここでも述べたようにPro とAirの性能差は

  • バッテリー駆動時間
  • ファンの有無
  • Touch Barの有無
  • デザイン
  • スピーカー性能
  • 輝度(400ニトか500ニトか)

だ。上位のAirにすればスペック上の差はない。8コアGPUモデルで同じ容量にするとAirとProの差は25000円ということも記事内で伝えた通り。

この25000円で上記の差でOKであればProの方がいいが、ほとんどの人はAirで十分だし、性能差はほとんどないことがわかっているので(後述)、単純に25000円浮かせられる。

M1チップの懸念点1 アプリは対応している?

まず対応アプリについてだが、意外とさまざまなインテル用アプリケーションが使えているようだ。その背景にはAppleが発表していた「ユニバーサルアプリーション」と「Rosseta2」がある。

おそらく多くの人が使うであろうOffice製品はRosseta2によって問題なく動作しているという報告が多い。

Adobe製品もひとまず使えている様。Rosseta2によるリアルタイムの翻訳になるのでパフォーマンスにどんな影響があるか未知数だが・・・。

FinalCutProなどはApple設計なので問題ないし、Premier Proなどの純正でない動画編集ソフトも結構普通に動くらしい。

とりあえず取り急ぎ

  • Office
  • Adobe
  • 動画編集系のアプリ

は大丈夫そう。M1用のアプリリリースはまだ先になりそうだが、普段使いには問題ないと思われる。

(2020年11月25日 追記)iPhone in Canadaというサイトが、AppleシリコンMacのアプリサポート状況を見られるサイトを立ち上げたようだ。

https://isapplesiliconready.com

ただ、掲載されているのはメジャーなアプリに限られており、全てというわけではないので注意。

ただ、あなたが愛用アプリが使える保証はないので、必要に駆られていないのであれば急いで買い替える必要はないというのは変わらない。

M1チップの懸念点2 スペックは?

スペックが騒がれているが本当にすごいのだろうか?

ベンチマークスコアというCPU本体の性能を図る指標は圧倒的。シングルコアならなんとMac Proよりもすごい。

マルチコアになるともちろんMacProなどの上位機種には勝てないが、なんとMacBook Pro 16インチには勝利してしまっている。

もちろんこれは数字上のスペックに過ぎないので鵜呑みにしない方が良い。

実際に動画編集に関わるところとして、書き出し、レンダリング時間を測ってくれている動画があるので添付しておく。Appleが大好きなんだよさんの動画は客観的に情報を提示してくれるので非常に助かる。

ProとAirの比較(Proはモリモリ、Airは下位機種)は単純な比較ができて良い。

面白いのは「書き出し」に関してはProのモリモリとAir下位機種とはほとんど変わらないという結果が出ていること。本気で動画編集しないならAirの下位機種でもOKということだ。

もちろん特定の作業については高性能のGPUを搭載したMacには負けてしまうことは承知していただきたい。得意・不得意があるのはPCも同じだ。価格に対しての性能という意味ではAppleシリコンMacは抜きん出ているかもしれないが。

ハードな動画編集などをするような方は、普段使い関係なく動画編集に特化した物を用意するだろう。そういう人はAirなんて言わず、今後のアップデートを待ってモリモリのM1マックを購入してもらいたい笑。

一応注意だが、重い作業をずっと続けたり、発熱が大きくなるだろう状況が予想できるならProの方が良さそう。なぜならファンがあるのでAirよりはある程度熱暴走を防げるからだ。まあ、でも多くの人にとってはAirで十分だろうという結論に至った。

M1チップの懸念点3 メモリは?

M1チップはメモリが16GBまでしか積めない。これは高負荷の作業をする人にとってはあまり嬉しいことではない。

ただ、このメモリ量には技術的な制約があるようだ。エンガジェットさんの記事が参考になる。

最新Macに搭載されるM1チップとは何なのか。その謎を紐解いてみる (本田雅一)

少し内容が難しいので僕なりにまとめたものを今後出そうと思っているが、簡単に言えば

M1として一つにまとめたことで省電力、効率の上昇ができた。しかし、同じ場所にメモリを入れているので搭載できる数に限りがある。経済的に最大は16GBが妥当だった。

ということらしい。逆にいうとこのメモリを増やせるだけの技術が開発されれば、まだまだAppleシリコンは進化していくということだ。

あとよくあるのは「今までのメモリと違うのか」という疑問だが、これは「基本的に同じ」だ。

Appleはこのメモリのことをユニファイドメモリと言っているが、これは簡単に言えば「コスト削減のためにいろんな処理を全部一つのメモリでやっちゃうよ」、というもの。「同じにしてもチップに内蔵しているので、コスト削減しつつ、高速です」というのがAppleの狙い。

だから今までと同じメモリだと考えれば良い。とするとやはりある程度の処理を行うなら16GBは欲しいところ。というのが僕の結論。なので16GB搭載のMacをお勧めするに至った。

(2020年11月25日 追記)メモリに関してMacBook Proの8GBと16GBの性能差を比べた動画があったので紹介しておこう。

これによるとやはり「重い作業」(動画内では8K動画の4K書き出しや音楽編集ソフト、Lightroomでの画像編集などを行なっている)をする場合は16GBの方が基本的に作業が速く終わっている。

MacBook Proの比較動画なので速度の値は意味がないので省略するが、Airにしたとしてもある程度「重い作業」をやるなら16GBが安定するよう。結論は変わらなそうだ。

もう一度まとめ 無難なのは・・・

最後にもう一度まとめておこう。価格も考慮し、今買って無難なAppleシリコンMacは

M1搭載 MacBook Air 上位機種(8コアCPU,8コアGPU)
メモリ 16GB ストレージ 512GB (1TB)

だ。これを買っておけば数年は問題なく使い続けられるし、新しいことも始めやすいだろう。

もちろん自分に合ったMacを購入するのが重要なので、これを一つの意見として捉えていただき、用途に合わせてセッティングを変えてみて欲しい。

正直なところAirの下位機種でも価格以上の性能にびっくりすることは間違いない。書類作成や趣味で使うならAirの下位機種を購入し、AirPods ProやiPadを手に入れるとより素晴らしいAppleライフを満喫できると思う。

まとめ〜AppleシリコンはMacを変えた!デザインよし、コスパ良しなPCになったかも〜

レビューを探るだけでもコスパ最高のMacになったなあとしみじみ感じる。それゆえに上位機種はどうなるんだ・・・という期待も膨らむばかり。

M1はこれまでのCPUの概念を大きく変えた。技術はものすごく新しいというわけではないようだが、その技術をここまで小さいメモリに使ってPCに組み込むのはAppleだからこそできる技だ。

完全にこれまでのPCの概念を変えてしまった、そんな気がしている。Appleがこれからどこに向かっていくのか目が離せない!!楽しみだーー!!

個人的には動画編集も少し視野に入っているので上位機種のiMacやMacBookを狙っている。今あるMacBook ProとiMacを使い倒して自分を磨くことを大前提に頑張りたいと思う。これからもよろしくお願いします!!

では、快適なAppleライフを!!

あっしゅ(Ash)

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サイト運営者

Apple信者。20代。
Apple製品をこよなく愛し、その使い方を日々調査しまとめることでApple製品の魅力を発信したい。

修士(理学)持ち。プログラミング独学中。Pythonはデータ解析に使ってた。ちょっとHTML,CSSがかける。

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