新型iPhoneの季節がやってきた！とりあえず結論！！
新型iPhoneが発売するこの時期は、こぞっていろんな人がiPhoneを褒めまくる。
ただ僕は言いたい。やはりiPhoneは生活を支えるものに過ぎないということを。
ここでは徹底的に比較してひとまずおすすめのiPhoneを提示するが、iPhoneに機能を求めない人はiPhone SE 第二世代(以下iPhone SE2)が最強。正直なところiPhoneは高価になり過ぎた。そこにまったをかけてくれたのはiPhone SE2である。iPhone SE2は最低限といえどもハイスペックなiPhoneとしてこれからも君臨し続けるであろう。
一番安いiPhone 12 miniでさえも価格は 74,800円（税別）から。
だから結論はもう出ている。
iPhone12を買うべき人は
・カメラ性能が必要な人（Pro Maxモデルが最新カメラになる）
・とにかく新しいものが欲しい人
・Apple製品がある程度揃っている人
・iPhoneを買い換えるタイミングがちょうどいい人
に限られるのではないか。無理に変える必要は全くない。11シリーズを持っているなら尚更だ。
そして無印とProモデルの違いは基本的に
・望遠
・ナイトモードポートレート
・Apple ProRAW（高度な画像編集がiPhoneでできる）
・少しハイエンドなビデオ撮影
これだけと考えて良い。とにかくいいカメラが欲しい人はPro やPro Maxを買うことを検討すれば良い。ある程度(と言っても十分ハイクオリティ)のカメラでいいなあ、という人は12 miniや12で十分であろう。
ProとPro Maxの違いは細かいが
・光学ズームが4倍から5倍に
・望遠機能の向上
・手ぶれ補正の向上
である。だからこれらの機能を試したい or 欲しい人は最上位のPro Maxを検討しよう。
もちろんこれまでのiPhoneと比べると、非常に高画質な有機ELディスプレイや、LiDAR、Dolby Visionのビデオ撮影などの新機能・進化が魅力的に思えるかもしれない。が、多くの人はこれらの機能を最大限発揮させることは難しいだろう。というより、進化がすでに上限に達してしまっているのが現状。この事実はまず受け入れておこう。
というわけで、比較の前にいろいろ言ったが、比較はやりますよ！！！iPhoneの進化を見て、価格と照らし合わせながらおすすめを提示したいと思う。
iPhone 12を徹底比較
まずは違いのある部分だけピックアップしてまとめていこう。
| 比較内容 | iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max |
|---|---|---|---|---|
| ディスプレイサイズ | 5.4インチ Super Retina XDR | 6.1インチ Super Retina XDR | 6.1インチ Super Retina XDR | 6.7インチ Super Retina XDR |
| 価格（税別） | 74,800円/64GB 79,800円/128GB 90,800円/256GB | 85,800円/64GB 90,800円/128GB 101,800円/256GB | 106,800円/128GB 117,800円/256GB 139,800円/512GB | 117,800円/128GB 128,800円/256GB 150,800円/512GB |
| 色 | ホワイト ブラック ブルー グリーン (PRODUCT)RED | ホワイト ブラック ブルー グリーン (PRODUCT)RED | グラファイト シルバー ゴールド パシフィックブルー | グラファイト シルバー ゴールド パシフィックブルー |
| 仕上げ | アルミニウムエッジ | アルミニウムエッジ | ステンレススチール | ステンレススチール |
| カメラ | 超広角 広角 ナイトモード Deep Fusion 2倍の光学ズームレンジ | 超広角 広角 ナイトモード Deep Fusion 2倍の光学ズームレンジ | 超広角 広角 望遠 ナイトモード ナイトモードポートレート Deep Fusion Apple ProRAW 4倍の光学ズームレンジ | 超広角 広角 望遠 ナイトモード ナイトモードポートレート Deep Fusion Apple ProRAW 5倍の光学ズームレンジ |
| ビデオ | Dolby Visionビデオ撮影（最大30fps） | Dolby Visionビデオ撮影（最大30fps） | Dolby Visionビデオ撮影（最大60fps） | Dolby Visionビデオ撮影（最大60fps） |
| バッテリー（オーディオ再生） | 最大50時間 | 最大65時間 | 最大65時間 | 最大80時間 |
| センサー | LiDARスキャナ | LiDARスキャナ |
これらを見た上で比較すべき項目をしっかりと見ていこう。
カメラ性能
◎iPhone 12 mini & iPhone 12
- ナイトモード
- 2倍の光学ズームレンジ（ズームアウト）
- Dolby Visionビデオ撮影(最大30fps)
◎iPhone 12 Pro & iPhone 12 Pro Max
- ナイトモード & ナイトモードポートレート
- 4倍（Pro Maxは5倍）の光学ズームレンジ
- Dolby Visionビデオ撮影(最大60fps)
- Apple ProRaw
違いはこれ。光学ズームというのは「ズームしても画質が落ちない」という機能。Proモデルの4倍、5倍というズーム機能は凄まじい。ただ、iPhone Xs Maxを使っている身からすると2倍でも十分すごい。Pro機種のナイトモードポートレートは面白い機能。いよいよすごいことになってきた。
（追記）光学ズームについて見てると重要なことに気づいた。Apple公式サイトに記載されているのはあくまで「光学ズームレンジ」であり、「ズームイン」×「ズームアウト（広角）」という計算の結果だ。
これを加味すると
iPhone 12 mini & iPhone 12：2倍の光学ズームアウト（超広角）
iPhone 12 Pro：2倍の光学ズームイン & 2倍の光学ズームアウト
iPhone 12 Pro Max：2.5倍の光学ズームイン & 2倍の光学ズームアウト
ちなみに僕の持っているiPhone Xs Maxは「2倍の光学ズームイン」なので、ズームイン性能で見るとiPhone 12 よりも良いことになる。Proとも同じ。これは勘違いしてしまいそうになるポイントだ。 ちなみにiPhone 11は「光学ズームアウト2倍」だ。
つまり、iPhone 11とiPhone 12 mini ＆iPhone 12 はカメラ性能が同じ。違いはスマートHDR 3で撮れるかどうか。
ただ、光学ズームインがないにしても、iPhone12にはナイトモードやDeepFusionが搭載されているのでiPhone 11以前のiPhoneよりも普通の写真がより綺麗に撮れることは確かだろう。
Dolby VisionでのHDRビデオ撮影はProが60fpsでの撮影が可能。
Dolby Visionというのはとにかく綺麗にビデオ撮影ができる機能のこと。色の幅が凄まじいので現実を切り取っているかのような撮影が可能。映画でも使われているような技術をiPhoneに入れてしまったわけ。
fpsの違いは簡単にいうと「ヌルヌル感」。撮影間隔が狭いのでより滑らかな撮影が可能。ちなみに30fpsでもだいぶヌルヌルです。4KでもすごいのにDolby Visionて。。。なんかどこまで行くんだって感じ。映画監督にでもなれということか笑
Apple ProRawというのはRaw撮影ができる機能のこと。RAW撮影とはデータを「圧縮せず」に加工していないそのままのデータのまま残せる技術。RAWというのは「生」の意味。つまり撮影したそのまんまで出力するということだ。これを行うと生の状態から編集できるので撮影した時のカメラ設定によらず、真に撮ったまんまの状態で編集できる。
基本的にiPhoneで撮った写真はjpegに圧縮されるので写真の編集をする際はその圧縮ファイルを編集することになる。これだと綺麗な編集ができない場合もしばしば。RAW現像がiPhoneでできるのはすごい。
ちなみに全ての機種でインカメラ（フロントカメラ）にもナイトモード、DeepFusion、Dolby Vision撮影（こちらは全機種最大30fps）が搭載されている。インカメの進化も凄まじい。
DeepFusionとはNeural Engineを使って細部までレンダリングをすぐにおこなってくれる機能のこと。これがインカメにも入るのは凄まじいと個人的には思う。
ディスプレイ(本体サイズ、重量)
◎iPhone 12 mini
- 5.4インチ Super Retina XDR
- iPhone SE 第二世代よりも少し小さい
- iPhone SE 第二世代よりも少し軽い（！）
◎iPhone 12
- 6.1インチ Super Retina XDR
- iPhone 11よりも少し薄い（縦には少し長い）
- iPhone 11よりも少し軽い
◎iPhone 12 Pro
- 6.1インチ Super Retina XDR
- iPhone 11 Pro よりも少し薄い（縦には少し長い）
- iPhone 11 Pro と同じ重さ
◎iPhone 12 Pro Max
- 6.7インチ Super Retina XDR
- iPhone 11 Pro Max よりも少し薄い（縦には少し長い）
- iPhone 11 Pro と同じ重さ
- iPhone 12 と iPhone 12 Pro は大きさ同じ。重さはProが少し重い。
全機種OLEDディスプレイ。つまり有機ELディスプレイ。下位モデルも有機ELなのは嬉しい人も多いだろう。
デザインもiPhone 4を彷彿とさせる角ばったデザイン。昔からのApple好きならこれを待っていた！！！という人も多いのではないか。
というわけで比較に入ろう。まずはiPhone 12 mini。SE第二世代よりも小さく、そして軽くなった！！にもかかわらず画面は大きい。これは何とも素晴らしいアップデート。ただ、指紋認証ではないのでそこはSEとの差別化ポイントだろう。
iPhone 12、12 Pro は現在の標準的な大きさのiPhoneだ。注意書きでも買いたが、大きさは同じ、重さがProが少し重い。
Pro Maxは言わずもがな最大のiPhone。大きいサイズを求めている人はこれだ。
価格
これは結構衝撃。全機種のスタンダードだと思われる128GBを並べてみよう。
- iPhone 12 mini ：79,800円
- iPhone 12：90,800円
- iPhone 12 Pro ：106,800円
- iPhone 12 Pro Max：117,800円
「iPhone 12 mini と iPhone 12」、「iPhone 12 Pro と iPhone 12 Pro Max」の価格差はそれぞれ11,000円。
iPhone 12 とiPhone 12 Pro の価格差が16,000円だ。これが何を意味するかというと、
iPhone11（発売時） とiPhone 12 mini が同じ値段。つまりiPhone 12は実質値上げ
だ。だからこれだけ見るとiPhone 12はディスプレイサイズに11,000円を出せるかどうかということになってくる。だったらさらに16,000円追加で同じ大きさのProを買った方がいいな・・・という人も出てきそう。
やはり一番人気はiPhone 12 か？
とりあえず、iPhone 12を買うとして、それぞれのiPhoneを買うべき人をまとめてみる。
- iPhone 12 miniを買うべき人
- iPhone 12 を買うべき人
この二つに関しては基本的に価格差がディスプレイサイズと考えればいい。小さいiPhoneが嫌な人はiPhone 12 が標準的で無難なiPhoneになる。
- iPhone 12 Proを買うべき人
- iPhone 12 Pro Maxを買うべき人
Proモデルは基本的にカメラ性能がものすごい。Proを考えるならカメラ性能に数万円を出せるかを基準に考えると良い。
価格、サイズを加味すると、やはり一番売れそうなのはiPhone 12 かなあ。
iPhone 12 miniと性能が変わるわけではないが、多くの人にとって6.1 inchディスプレイは「ちょうど良い」と感じるだろう。iPhone 11と同様の大きさを持つので多くの人のスタンダードになっている。
iPhone 12 miniは小さくかつ有機ELのiPhoneが欲しい人にとっては素晴らしいiPhoneだ。
Proを買うかどうかだが、これは上述した通り「カメラ性能」に数万円を費やせるかが全て。
Pro Max に関してはディスプレイサイズと、最高峰のカメラ性能を求める人が買う高級品だろう。価格も凄まじい。動画撮影なんかをしている人はそのためだけに買っても無駄にならなさそう。
ちなみに5Gは正直今の段階では何の比較対象にもならない。普及はまだまだ先だろうし、今持っていたところで莫大な恩恵を得られることはない。実際、日本ではミリ波の実装はされないよう。技術書を見ると記載があるのはアメリカだけだ。
イベントでもイノベーションはアメリカ国内の話に限られて話が展開された。世界的な発展まではまだまだ時間がかかりそう。
というわけで万人にとって無難なiPhoneは
iPhone 12
かなあと僕は思う。「万人にとって」というのは「一番売れる」という意味だ。”一番いいiPhoneだ！！ということではない”ので注意されたい。
”完全なる個人的”な感想
僕はiPhone Xs Maxを使っている関係もあり、有機ELディスプレイが大好きだ。
今回 iPhone 12 miniからラインナップ全てに有機ELディスプレイが搭載されたのは正直嬉しかった。有機ELディスプレイの解像度に慣れると液晶ディスプレイを見たとき「おおおううう」となる。目が高解像度に慣れてしまっていて、液晶画面は何だか見づらいのだ。
だから液晶搭載の古いiPhoneを持っていて、買い替えを検討している人は有機ELになっただけでかなり感動すると思う。僕はそうだった。
だから少し資金に余裕があるなら「僕は」有機ELのためにiPhone 12 miniを買ってもいいかもと思ってしまう。最新のチップ、優れたカメラ性能（デュアルカメラ）を持っていてかつ片手持ちが可能であろう小ささ。そして有機ELディスプレイ。デザインは僕の愛したiPhone 4 を彷彿とさせる。僕としてはこのiPhone 12 miniは”最低限”としてはこれ以上ない”最新型”のiPhoneな気がしてくる。
iPhoneにお金をかけたくない系Apple信者なので、こういう「最低限だけど欲しい機能が揃っている」ものが出てくると感動する。iPhoneはこれでいいんだよなあ・・・って思えるので。Xs Maxは「大きいiPhoneってどんなもん？」という自分の実験のために買ったという裏話があるが。
もちろん僕はiPhone Xs Maxを使って、大きい画面の「良さ」も感じている。見やすいし、フリックなどもやりやすい。ただ、やはり本体が大きいのでポケットに入れたくてもなかなか難しい。男子としてはパッとポケットから出せることが重要なのだ。
僕の場合は今後メールや連絡の確認、返信などが増えてきて、「ポケット」にiPhoneを入れたいと思うことが増えると思われる。そういう将来を見越しても、小さくて高画質なiPhoneは僕にとって最高のiPhoneになりえるのだ。
Apple製品を揃えるとiPhoneは日々の生活を支えるだけのものになる。これは僕が実際に体験していることだ。だからこそ僕は「自分が満足できるiPhone」を探し求めてきた。今回のiPhone12 mini は「僕の」欲しいiPhoneの入り口になってくれそうで楽しみ。まあ、iPhone Xs Maxが現役なので購入する予定はないが、僕にとってのiPhoneの未来は明るい気がした。
こんな風に僕はiPhoneを見ている。あくまでも連絡手段の一つ。娯楽などはiMacやMacBook、iPadに任せている。そちらの方がより良い体験ができることを知っているから。
人それぞれiPhoneに対する捉え方が違うと思う。だからこそこうやって比較して、どれがいいんだ・・・と悩むのだ。
ただ、一つ言えることは「人にとって正解は違う」ということ。世間一般から見て最高スペックのiPhoneはかっこいい。所有欲を満たせる。最高スペックを買えば機能は最高なので不満は全くないだろう。だって今出ている最大値なのだから。後悔もしない。
だからそれを求めて買うのもまたその人の正解なのだ。だがあなたにとってそれが正解かどうかはわからない。
自分がiPhoneをどのように使うのか。自分が重視する機能はなんなのか、今一度考えてみて欲しい。そうして決めたiPhoneなら後悔なく使ってあげられる。iPhone 12 miniが僕にとっての最高のiPhoneになるように。あなたにとって最高のiPhoneを買えれば周りの人の意見なんてどうでもいいじゃないか。最高スペックを持っている人を羨ましがる必要なんてない。
あなたにとっての最高のiPhoneを考えるきっかけになれば幸いだ。
あっしゅ(Ash)とここまで書いてきた僕はiPhone 12 miniがやはり魅力的に感じている。Xs Maxが現役だから・・・なんて書いているが、欲しすぎてもがいているところだ。どうしよう・・・答えは数ヶ月後に分かるだろう。もしかしたら iPhone 12 mini のレビューをしているかも？
まとめ〜自分にとって最高のiPhoneを！！〜
iPhone発売は一年の中でもビックイベントの一つ。比較するといろんなことが見えてきてとても面白い。
ただ一つ言えるのは、「自分が使っていて楽しい、最高だ！！と思えるiPhoneを選ぶことこそ重要」ということ。
いろんな情報があるので悩むと思うが、自分が納得できるiPhoneに出会えることを祈っている。
この記事がその手助けに少しでもなれば幸いだ。
では、快適なAppleライフを！！
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